再び

8月25日　先日の名栗川は釣果はさて置き思いのほか水が良かった。それでもう少し探ってみる気分になって午後の名栗川に向かった。

路肩に車を止めて下ヶ坂の橋から渓に降りた。
今日も水色は悪くない。上名栗は出水で云々との噂は聞いていたが何かしらヤマメの手がかりはあるだろうと釣果の記憶がある場所を探りながら釣り上がった。西日が照らす水面に魚信を逃さないように探り、先日はやり過ごした小さな魚信も今日は捕らえるつもりでフライを流した。そうして小さな魚信を針にかけ、バレないように少し慌てて取り込むと、それは小さなウグイだった。あれれ、先日のリーダーのテンションを緩めて外した小型はヤマメだったのか・・・。

夕涼み

8月22日　思い立って名栗川に向かった。8月真昼にはヤマメが相手にしてくれそうもないが夕暮れならば何かしら期待が持てそうなのだ。午後3時過ぎに家を出た。

緊急事態宣言を受けてか名栗川沿いの公共の駐車スペースはロープが張られたり、丸太が置かれたりして駐車ができなくなっている。一方で、主だった川遊びの場所には人が溢れている。思ったところに車を止めることもできずそのまま遡って人見の路肩に車を止めて渓に降りた。
先ごろ雨のせいか水色は麗しく水嵩も好ましい。暦では既に立秋を過ぎ景色は未だ夏の盛りなのに水色は初夏の釣りを思わせる。なんだか複雑な心持ではある。階段を下りてもどかしくフライを結んで主だったポイントにフライを落とした。渕か瀬か白泡かそれとも瀬脇か、新鮮な気持ちで悩む。
最初の当りは緩い平瀬から、次の当りは瀬脇から、いずれも小さい。反して水深がある大場所からは反応がない。次に平瀬で掛けたヤマメはいわゆるバレサイズ。バープレスフックでテンションを緩めると流れに帰った。

小さな魚信に小さなヤマメを想像しながら夕暮れの人見に入る頃にはシャワーの様な夕立に濡れて渓から上がった。

早起き

8月6日　猛暑日が続いているが天気予報にでは週末には雨マークがついて今日は僅かながら最高気温が下がる予報になっている。この暑さでは日中の釣りは辛くなるので早朝の一時を利根川に入るつもりで久しぶりに早起きをして出かけた。

午前６時、木の根の橋の下流、淵尻から釣り始めた。ここでは雪代あけの水位が落ちた淵で掛けた良型の鮮烈な記憶がある。その一尾は取りこみでバラしてしまったが・・・。

今朝の水位は前日から急に落ちていて何か期待できそうな気がする。右岸に立ちこんで左岸の際を慎重に狙うと数投目に当りが出て次にヤマメが掛った。バラした記憶とともに取り込んだのは小型のヤマメだった。またこれに続いて掛かった一尾は例によってバラしてしまった。

渕尻のヤマメの反応は少し期待を持たせるものだったがその後は木の根から下明まで釣り上がって小型ヤマメが一尾。8時半には利根川を後にした。