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支流めぐり [釣り]

4月19日 午前7時、あても無く関越高速に乗った。増水の利根川にフライで立ち向かうのは難しい。片品川、それが叶わなければ三国峠の向こうでもいいかな・・・
いつものことなのだがこの時期の釣り場の選択は悩ましい。その流れを棲み処として永らえてきた溪魚を釣りたいと願っているのに、季節の進み具合や天候によって釣果がままならないからだ。とはいえ盛期になればピンと張った尾鰭と渓を謳歌することになる。

水上ICの眼前にそびえる谷川岳は黒く見える部分が増えた。利根川を覗くと水量は充分すぎてフライでは取り付く島もない。湯檜曽川で赤沢の辺りを少しだけやって(釣って)みたが魚の反応は無かった。やはり漁協の手のひらの中なのか・・・となれば、利根川の“支流めぐり”になる。手始めに谷川に降りてみた。

Fishing20090419blog 001.jpg

谷川は2年ぶりになる。
入溪して少し遡ったところでフライに最初の反応があった。一昨年の記憶には“稚魚”の記憶があるが、それよりもサイズはよさそうだった。#13のフライを結んで、少し絞り込んだポイントを狙うと、心地よい反応で中型ヤマメが釣れた。
このヤマメで前回(2年前)の記憶が払拭されると流れの見かたが変る。流れの見方が変ると、ヤマメの反応が確認できるようになってきた。
次の一尾は瀬の中の緩い流れから出てきた。何回か反応してきたヤマメにようやくフライを銜えさせることができた。小型だけれど、この時期に嬉しい尖った尾鰭をもっている。写真に収めるとヤマメの体は水の中で透き通って見えた。

Fishing20090419blog 002.jpg

頃合の流れからは色々なサイズが釣れてきた。会心の一尾はひらきの傍流に浮かべたフライに底石の影から飛び出してきたて、そうして合わせが決まると厚い流れを駆け下った。イメージ通りの一尾だった。
その後も主なポイントでヤマメの反応が続き、今日一番の型は巻き返しの底から浮いて来る一部始終が見えた。

Fishing20090419blog 003.jpg

約1kmほど釣り上ったあとは捕り損ねたポイントのヤマメをもう一度狙いながら釣下った。ひらきでは小型のライズを捕ったし(少し大人気ないが)、澄んだ流れに充実の一時を過ごせた。

今日は谷川を手始めに利根川の“支流めぐり”となるはずだったが午後2時には渓を後にして帰路についた。


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仙人

いつも拝見してます

利根川本流はまだまだ厳しそうですね。田植えが終わるころですかねぇ。

また更新楽しみにしてます
by 仙人 (2009-04-23 13:01) 

Otho

>仙人さん
お久しぶりです。
利根川は予想通り4月の第二週から水嵩が増してきました。
水嵩が増しても何日か経てばそれなりの釣りにはなるのでしょうが、川に降りてポイントに近づくのに難儀するようになります。それで釣るのを躊躇してしまいます。
田植えを終えるころには何とかなると思いますが、今年は例年よりも雪が少ないとのことですから利根川の水位を見ながら好機と思えれば入ってみたいと思っています。



by Otho (2009-04-23 18:55) 

仙人

利根本流を攻める塗氏さんに期待します!!

しかし・・・ホントにドライでよく釣りますよね・・・
自分は本流はすぐドラグかかるし、ホント攻め切れません!
今年はなんとかドライで僕も狙いたいと思います

姑息な竿を使って・・(;^ω^)
by 仙人 (2009-05-15 02:23) 

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