籾摺り [塗師屋]
9月26日 粳と少しの糯の籾摺りを終えた。
田起こし、播種、代かき、田植えなど色々と煩雑な仕事に区切りをつけながらやってきた。
お盆のころには花掛け水を・・・「花掛け水」、地味で目立つことのない稲の花を想う気持ちと、収穫を願う優しい気持ちが込められている気がする。
やがて稲穂は頭を垂れ、彼岸には田圃が色づき誇らしい稲刈りを迎える。
そうして収穫のまとめは籾摺りになる。
籾摺りの仕事は稲刈りと同じように禾っぽくなるが厭うことはない。
さらさらとした籾が艶やかな玄米に変わり、袋を膨らませると幸せな気分になる。
いろいろあっても、ここまでやってきて・・・
他人には、なぜと問われても、稲が育つのが可愛くて、だから楽しい、と答えている。
でも、一番は妻においしいと食べてもらいたいから、家族にそれを見せたいから・・・
そういう自分でありたいからだ。
愛されるより愛することのほうが幸せに違いない・・・
2013-10-01 15:45
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