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最終釣行 [釣り]

9月29日 朝から雨。これでは稲刈りにならない。天気予報では名栗の雨は昼前には上がるようだ。先週の寂しい釣りの印象を払拭して来期につなげるために名栗川にやってきた。台風の爪痕を考えて河又から入った。雨が止み肌寒い河原にはキャンパーが一組だけテントを張っていた。すこし下ってから釣りあがることにした。

もどかしくティペットを変えて#15のドライフライを結び、ヤマメの着き場を探りながら釣りあがった。ヒラキの魚信はウグイ、流れの筋からは小さいヤマメが釣れてきた。やや水深のある落ち込みのタルミからは良型がフライを見に来た。じっくりと探る。 数投してフライが消えて合わせを入れると川底でグッと重くなった。名栗川でこの重さは根掛りかと思っていると、その“根掛り”は走りはじめ、ネットに取り込んでみると28cmの虹鱒だった。すぐ下流の石周りに探りを入れると先ほどと同じような型の虹鱒が釣れた。虹鱒の引き味は楽しいが、やっぱりヤマメが釣りたい。 ポイントを変えて分流の右岸に狙い付けて岸際を流すと小さいヤマメの魚信があるが、なかなか良型がでない。ようやく岩の際からの魚信をとると良型の小気味良い引きが伝わってきた。そうして、流芯を横切らせて期待しながら取り込んだ良型は、またもや虹鱒だった。

ヤマメが釣りたいのだ・・・キャンパーをやり過ごし、上に急いだ。流芯からの魚信が遠のくと上流には餌釣師が入っていた。餌釣師の話では中型ヤマメとカワムツが出たとのこと。しばらく話し込んでから先に行かせてもらった。 荒らさぬように間をあけて遠目に狙うと今やり過ごした小さなプールにライズがあった。気を持ち直して絞られた瀬のタルミにフライを流すとヤマメがアタックして来たが、落ち込みの肩まできて銜えきれない。流れの筋を変えてトレースすると、もう一度出てきた。明らかに良型だ。ヤマメはフライを銜えていない、まだ何とかなる・・・そう思いつつフライにフロータントを付け直し、少し奥から流すとようやく乗ってきた。ランディングネットに横たえると26cmの良型だった。カメラに収めて振り返ると先ほどの餌釣師も先ほどの小さなプールからヤマメを釣り上げたところだった。

この一尾に満足しつつも、もう一尾と思い小殿まで遡行した。その先は砂床の平瀬に小型が走るが良型は出なかった。 川から上がるとバスの停留所がある。気まぐれに釣支度のまま乗り合いバスに乗った。山里走るバスは何だか懐かしい気分になった。

バス停で待っている私に、わざわざ立ち寄って入間漁協監視員が話してくれたこと: 「来年から河又から上流でフライ釣が出来るようになる。案内看板も設置する。河又から上流に鮎も放流するが釣れたら放して欲しい。」と話してくれました。つまり、入間漁協の遊魚規則「入間川本流は4月1日から6月30日までルアー・フライ釣は専用区(水明橋より鹿ノ戸堰間)を除いて全川禁止です。」の制限が河又から上流については解除されることになるのだと思います。そうなれば入間川の辺に住むフライフィッシャーとして大変に喜ばしいことです。

訂正(2008年2月29日): どうやら、入間漁協監視員はC/R区間を設置する旨を話してくれたのを、私が誤解をしたようです。入間漁協の遊魚規則「入間川本流は4月1日から6月30日までルアー・フライ釣は専用区(水明橋より鹿ノ戸堰間)を除いて全川禁止です。」の注意書きがなくなることはありませでした。ともあれ、“一世を風靡した鮎”を優先したこの規則が変更されることを願っています。

 加筆(2010年2月27日):
「平成22年 入間川解禁日のお知らせ」によれば
(リール釣・ルアー釣・フライ釣について)
 ・平成22年度より全川解禁です
 ・ただし有馬橋より上流は渓流区域のため10月1日より2月末日までの間、全魚種禁漁です
 ・霞川は全期間全川禁止です
となっています。つまり、禁漁期・禁漁区を除いて何時でも毛鉤釣りができるようになったようです。


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