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雨 [釣り]

6月8日 上空の寒気と低気圧の通過で荒れた空模様だ。局地的には強い雨も降っている。高速道路を北上すると高崎辺りで降られた雨も昭和ICまで来ると小止みになり、北の方の空は明るい。天気予報では早朝の一時と10時頃の雨をやり過ごせば少しは釣になるはずだった。

何処と決めて来たわけではなかったが昭和ICを降りて片品川沿いに釣り場を求めた。椎坂峠では雨に降られたものの追貝を過ぎると雨も止んだ。しばらく走りながら片品川と塗川の合流付近をやってみることにした。ささ濁りで水量は増えているが釣にならないほどではない。車を川岸まで降りると先行者が釣りの支度をしている。銀色の長い竿に仕掛けを付けているところだ。声を掛けると片品川を釣り下るとのことなので、私は塗川に入ることにした。

しばらく使っていなかったレインジャケットを背中のポケットに入れて片品の合流からつりあがった。何年ぶりだろう、塗川にはしばらく入っていない。思い出しながらヤマメの着き場を探った。合流点のすぐ上には小さな堰堤があり片品川からヤマメが差してきても登れそうも無い。それでも雨が強くなるまでの一時を上播谷の堰堤まで釣りあがろうと思い小場所を丹念に探りを入れた。小さなポイントから小さな魚信がある。早瀬の弛みをロングティペットにショートレンジのキャストでドラグフリーに流すと小さなヤマメが幾つか釣れた。少し水嵩が増した流れに釣れ残った良型を求めたがままならない。やがて、空が暗くなり雨が降り始めた。予定通りの雨だ。レインジャケットをベストの上から羽織り、もう一頻りフライを流してみたが状況は変わらなかった。雨脚が強くなりフェルトハットのブリムを伝って滴がたれる。梅雨時の釣りの予行演習とばかりに鼻歌を歌いながら叩きつける雨の中を車まで戻った。

 


 

昼過ぎには雨脚も遠のいて少し青空も覗いたが、強い雨で片品の支流も利根の支流も一様に泥の濁りが入ってしまった。致し方ない。


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