なんてこった！

４月２０日
なんてこった！
天下の上島珈琲店が週末の全席禁煙をやらかしてしまった。
この際だから、ガラス窓の向こう側のテラス席は喫煙可とする位は出来たろうに。
ここは珈琲を片手に分別のある大人が憩うことができる店であったと思うのだがろ、まさか子供達で席を埋めるつもりなのか。



およそ嗜好品たる珈琲を勧めながら他方で嗜好品たる煙草をダメとするのは、たとえそれが週末限りだとしても禁煙風潮に迎合し愚かな市井の声を恐れ自らの信条を曲げてしまったのか、それとも上島珈琲店のTOPに信念がなかったのか。
道徳、法律、主義信条、趣味、つらつらと考えればコーヒーなぞ信条あるいは趣味程度のことである。それなのに嫌な感じがするのは、煙草の健康被害だの煙草の香りが嫌いだのの声を取り上げるだけでなく、一部の声にのみ迎合することなのだ。
誰だって不健康と承知してやっていることもあるし、他人が嫌うことでも自分は好きなこともある。人の行為に感謝することもあれば知らずのうちに他人に迷惑をかけることもある。およそ物事の二面性を知るものならばそれ位は容易にわかると思うのだが・・・
些細なこととして看過することはあっても迎合してはいけないのだと思う。いつか自分を見失い、やがて息苦しくなり、そうして社会の静かなる暴走に加担することになり、終には我が身に降りかかってくる。
およそ生きて行けば誰かに迷惑をかけ嫌われることもある。時にはぶつかり、時には避け、あるいは励まし・・・そんなものだろう。

天下の上島珈琲店が週末の全席禁煙をやるなんて、なんてこった！

 

追補:2023年、もはや煙草は公共に害をなすものというのが通り相場になっている。一方で煙の出る従来の煙草に対して煙の見えない加熱式タバコなるものが幅を利かしている。この加熱式タバコの類は従来の煙草に比べて健康に対する影響が少ないと販売側は言うが、長い喫煙の歴史からその健康被害が研究されている煙の出る煙草と比べれば加熱式タバコの健康影響は未知数である。将来何かしらの健康被害が出なければ良いと思うのは僕だけではないと思うがいかがだろうか・・・。ちなみに僕は2015年９月2日から煙草を吸わなくなった。